シンセデバイス「OTOTO」からMIDIを通してGarageBandを鳴らす

シンセデバイス「OTOTO」からMIDIを通してGarageBandを鳴らす

Clock Icon2015.02.21

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こんにちは、せーのです。3月にIoTやビッグデータをテーマにしたイベント「Developers.IO 2015」というのが行われます。私もここでお話する(といってもセッションではなく賑やかし担当ですが)ことになりまして、色々ネタを試している最中です。今日はその中の一つとしてあらゆるものが楽器に変わる、というシンセデバイス「OTOTO」を試してみました。

OTOTOって何?

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[OTOTO]とはロンドンのクリエイティブ&インベンション カンパニー “DENTAKU“が開発したDIYシンセサイザーボードで、クリップをはさむだけで簡単に電子楽器が作れる、というデバイスになります。 伝導性のある素材であればクリップをつなげるとなんでもタッチセンサーに変わります。コインや野菜、アルミホイル、鉄棒、水、、、なんでもOK、なんです。これは面白い!

OTOTOの特徴

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OTOTOの一番の魅力はなんといっても簡単な操作でタッチセンサーが作れることにあるのですが、それ以外にも「光センサー」「スライドセンサー」等のセンサーでベロシティが簡単に操作できる事、そしてタッチやスライド等のインプットデータをMIDIデータとしてPCやiOSデバイスに転送できる所にあります。つまりOTOTOを通してmacやiPadのMIDIシーケンサーが鳴るわけです。

やってみた

ではやってみましょう。OTOTOの各インプットデバイスをそこら辺にある色々なものにつないでいきます。

コインや

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水とか

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鍵束なんかにつなぎました

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こんな感じ

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あらかたつなぎました。次にmini USBケーブルを使ってmacにつなぎまして、MIDIソフトとしてGarageBandを立ち上げます。「空のプロジェクト」を選択します。

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環境設定から[オーディオ/MIDI」を選択し、OTOTOからつないだ分がMIDIデバイスとして認識されていることを確認します。認識されていない場合は入力デバイスを変えたり戻したりすると認識されたりします。

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ソフトウェア音源トラックを作成し、MIDIからの入力を確認したら自分の好きな音色に設定します。私はSynthesizerの[Stutter Stack]というEDM Chordを選択しました。 GarageBandはデフォルトで「Drummer」というドラムループが入っているので後ろにドラムループを流しておきます。EDMっぽくBPMは180に設定しました。

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さて、準備が整いました。では鳴らしてみましょう。

Ototo demo from Tsuyoshi Seino on Vimeo

これは楽しいですね!

まとめ

いかがでしたでしょうか。例えばこちらをRaspberry Piにつないで複数のMIDIシーケンスソフトに同時に飛ばしたりするとオーケストラなんかも出来そうです。 こんな感じで何か面白いことを見つけて発表する予定ですので「Developers.IO 2015」是非お越しくださいませ。

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